ルドandクルシ
2010年2月20日、シネマライズ、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー
(c) 2008 CHA CHA CHA, INC.All rights reserved.
監督・脚本: カルロス・キュアロン/出演:ガエル・ガルシア・ベルナル 、ディエゴ・ルナ 、ギレルモ・フランチ ェラ 、ドロレス・ヘレディア 、ドリアナ・パズ 、ジェシカ・マス /2008年/メキシコ/原題:RUDO Y CURSI/カラー/1時間41分//配給:東北新社
これは過去の清算か、未来への警鐘か━。
全人類震撼のスーパーナチュラル・スリラー!
<あらすじ>
それなりに幸せ!メキシコ北部のバナナ園で喧嘩しながらも楽しく働く兄弟の生活はまさにそんなものだった。若い頃は奔放だった母親の下に生まれた異父兄弟である兄のベト(ディエゴ・ルナ)と弟のタト(ガエル・ガルシア・ベルナル)が夢中なのはサッカー。地元チームに所属し、ベトは乱暴なプレイで"ルド<タフな乱暴者>"と呼ばれるゴールキーパー、タトはストライカーとして活躍している。母親と妹、ベトの妻子にタトという大家族の織りなす慎ましい暮らしのなか、ギャンブル癖があるべトはいつか本物のサッカー選手になりたいと願っており、アコーディオンの演奏が得意でしょっちゅう恋に落ちているタトはアメリカでカントリー歌手になる夢を抱いていた。
そんな折、何もない田舎に事件が起きた。サッカーの試合に向かう二人の前に、車のタイヤをパンクさせたサッカー・スカウトの"バトゥータ"(ギレルモ・フランチェラ)が現れ、たまたま彼らの試合を観戦することになったのだ。年齢は若くないものの二人の才能を感じたバトゥータは、どちらか一人なら連れていけるという。兄弟はPK対決で争うことになり「俺の右へ蹴れ!」というベトに、何も考えずに「分かった!」と頷くタト。ところがタトが蹴ったのは自分の右側で、ベトの右側ではなかった・・!見事ゴールを決めてしまったタトだけがメキシコシティへ向かうことになり、ベトは弟のことを裏切り者!となじるのだった。だがチームに入ったもののやる気のないタトはベンチを温めるだけ。バトゥータは、成功したら歌手にならせるという交換条件を餌に奮起させようとする…
<みどころ>
世界から熱い注目を浴びながらメキシコ映画界を牽引してきた3人3様の個性的な映画監督、アルフォンソ・キュアロン、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ギレルモ・デル・トロ。そんな3人がメキシコ映画界の底上げと次なる才能のサポートを目指して手を組み、製作会社<チャ・チャ・チャ>を立ち上げた。その第一弾に選ばれたのが、『天国の口, 終りの楽園。』(01)で、兄で監督のアルフォンソ・キュアロンと共同で脚本を手がけたカルロス・キュアロンの本格的な初監督作となる『ルドandクルシ』である。
メキシコの田舎のバナナ農園で働くダメ兄弟が、都会に出てプロ・サッカー選手になる夢を実現させていく物語は軽快なコメディ・タッチを貫きながらも社会風刺に溢れ、豪華キャスト・スタッフに加えて農村から都市部への労働者の流入、サッカーの裏世界が社会に及ぼす影響などのメキシコの現在を映し出すリアリティもあってメキシコ映画としては異例の500館で上映され、4ヶ月のロングランを果たし広く支持された。
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ぱど